SKY~空~
トントンッ
「理沙…?奈那美ちゃん来てるわょ」
お母さんだ…
ご飯を作って持ってくるけど
私は一度も食べてない
『帰らせて…』
奈那美は毎日来てくれるけど
今は,会いたくないし
こんな顔で会えない
すると,
ガチャ
「理沙!」
ドアの前には
奈那美がいた
『奈那美…』
「…こんなにヤツれて…」
ギューッ
奈那美は強く
私を抱き締めてくれた
「バカ!なんで何も言ってくれなかったの⁉こんな風になって…すっごく心配したょ!…大体の話は龍に聞いたよ」
奈那美…
私…もぅ,どうしたらいいのか
分からないんだよ…
あれ…
だんだん意識が遠のいて…い…く
バタンッ
「理沙⁉」
このまま死んじゃっても
いいかも…
辛いよ
雷斗…