SKY~空~

「理沙…?誰から?」

『雷斗が…バイクで事故ったって…』

『行かなきゃ…』

本気でそう思った

「行ったらだめだ…そいつは散々理沙を苦しめたんだぞ⁉…理沙を…泣かせたんだぞ…?」

『私が行かなきゃ!…散々泣いたょ?でも…ルウは私を笑顔に出来る…けどね…雷斗は!…私を笑顔に出来るし,泣かせる事も出来るの!…私には雷斗が必要なの!』

私は,ルウを振り払って

雷斗がいる病院に走った


もぅ…迷わない。

私には…雷斗しかいない…


たくさん迷った
たくさん悩んだ
たくさん苦しんだ
たくさん泣いた

どれも,雷斗を想っていた証だから

やっぱり
私は雷斗が好きなんだ


どれだけ,苦しみ
どれだけ,泣かされても

私は…雷斗が好き…

今なら、胸張って言える


元村 理沙は荒伎 雷斗が
大好きです。…と


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