Last Promise~最期の約束~
その話を聞いた夜
うちは一人泣き続けた…
"何でもっと早く
ゆってくんなかったの?
何で頼ってきてくんなかったの?
うちはリョウスケのなに…"
分からなくなっていた…
でも絶対リョウスケの前で
泣く事なんてできない…
そう 想った…
ユウちゃんを呼び出した
『ユウちゃん…
リョウスケ今入院してんだって…
心臓悪いんだって…
なんで早くゆわなかったのかな…』
『……俺知ってたんだ』
『はっ?なに言ってんの?』
『リョウが大阪に行く前の日
電話がかかってきたんだ
"明日大阪に行く"って…
訳聞いたらそんなんで…
次の日俺見送りに行ったんだ
さちに言ったのか?って
聞いたらゆってないって…
大阪着いて落ち着いたら
言うってゆってたんだ…
だからそれまでさちには
黙っておいてくれって
ゆわれてたんだ…』
『なんで早くゆわなかったの??!
どうして黙ってたの??!!
うちになんで隠してたんだょ!!!』
うちはユウちゃんの胸ぐらを
つかんで怒鳴った…
『落ち着け!!!...
落ち着けって!!!』
『落ち着けねぇよ!!!
落ち着けるわけないぢゃん…
リョウスケ死ぬかもしれんのだょ…』
『お前バカぢゃねぇの??!!
死ぬわけねぇだろ!!!
やる前から負け認めて
どうすんだょ!!?
俺等に今何ができんだょ!!!
あいつが死ぬ事考えんぢゃなくて
あいつが帰って来んの
信じて待ってる事しか
できねぇだろうが…!!!
リョウは強いから大丈夫だ
安心してみんなで待とう…』
『………………うん。』