16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
そう思うと、何だか笑えた。
――ヴーヴー……
テーブルの上で震えるケータイに視線を落とすと、そこには実家と表示されていた。
一瞬にして鼓動が速くなる。
どうして?
一人暮らしを始めてから碌に連絡とってなかったのに。
出るか出まいか迷った挙げ句、出ることにした。
内容が何であれ、大好きな家族からの連絡は嬉しいもん。
「……もしもし」
『……もしもし、由仁?』
声の主はお母さんだった。
まぁよく考えたら、お父さん会社だろうし、お姉ちゃんは大学だろうから当たり前なんだけど。
『久し振りね』
「そうだね。元気にしてた?」
声が、震える。
それはどうやらお母さんも同じらしく、巧く話せない。
――ヴーヴー……
テーブルの上で震えるケータイに視線を落とすと、そこには実家と表示されていた。
一瞬にして鼓動が速くなる。
どうして?
一人暮らしを始めてから碌に連絡とってなかったのに。
出るか出まいか迷った挙げ句、出ることにした。
内容が何であれ、大好きな家族からの連絡は嬉しいもん。
「……もしもし」
『……もしもし、由仁?』
声の主はお母さんだった。
まぁよく考えたら、お父さん会社だろうし、お姉ちゃんは大学だろうから当たり前なんだけど。
『久し振りね』
「そうだね。元気にしてた?」
声が、震える。
それはどうやらお母さんも同じらしく、巧く話せない。