16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
それが空元気だとバレないように。
『多い分は貴方の使いたいように使いなさい。私達はそれ以外何も出来ないんだから』
「そんなこと……っ」
『残りの時間、精一杯生きるって決めたんでしょ。あのときこそ反対したけど、今はちゃんと応援してるから』
お母さんの言葉は、温かかった。
折角我慢してたのに、泣いちゃうじゃん。
「……ありがと」
『どういたしまして。私達のことは気にしないでいいからね』
「うん」
『だから、由仁は後悔しないように頑張って』
「……うん、ありがと」
ほんとは、お金のことなんて建前でしかなかったのかも。
お陰で、私の中にあった気掛かりもなくなってる。
電話を切り、私はベッドに倒れ込んだ。
そして考える。
『多い分は貴方の使いたいように使いなさい。私達はそれ以外何も出来ないんだから』
「そんなこと……っ」
『残りの時間、精一杯生きるって決めたんでしょ。あのときこそ反対したけど、今はちゃんと応援してるから』
お母さんの言葉は、温かかった。
折角我慢してたのに、泣いちゃうじゃん。
「……ありがと」
『どういたしまして。私達のことは気にしないでいいからね』
「うん」
『だから、由仁は後悔しないように頑張って』
「……うん、ありがと」
ほんとは、お金のことなんて建前でしかなかったのかも。
お陰で、私の中にあった気掛かりもなくなってる。
電話を切り、私はベッドに倒れ込んだ。
そして考える。