16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
すると名良橋君は座り直し、「泣いたらキモいだろ」と吐き捨てた。
「そんなことないよ」
「高校生にもなって泣くかっつーの」
「……じゃあ、私がいなくなっても泣かないでよ?」
「……泣くかっつーの」
私も体を起こし、笑顔を浮かべる。
泣かないで、なんて。
我ながら笑えちゃうわ。
「……て言うか名良橋君、今日学校はいいの?」
「ん、サボり。お前もだろ?」
「名良橋君と一緒にしないでよ。私は休み」
「……まだ体調わりーの?」
名良橋君が心配そうに私の顔を覗き込む。
そんなことないよ、と首を振りながらまた笑う。
「もう倒れるまで無理すんなよ。あのときも、俺聞いたとき心臓止まるかと思ったんだからな」
「そんなことないよ」
「高校生にもなって泣くかっつーの」
「……じゃあ、私がいなくなっても泣かないでよ?」
「……泣くかっつーの」
私も体を起こし、笑顔を浮かべる。
泣かないで、なんて。
我ながら笑えちゃうわ。
「……て言うか名良橋君、今日学校はいいの?」
「ん、サボり。お前もだろ?」
「名良橋君と一緒にしないでよ。私は休み」
「……まだ体調わりーの?」
名良橋君が心配そうに私の顔を覗き込む。
そんなことないよ、と首を振りながらまた笑う。
「もう倒れるまで無理すんなよ。あのときも、俺聞いたとき心臓止まるかと思ったんだからな」