16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
流石に心配なので、電話を掛けようとケータイを取ったとき――
――ヴーヴー……
ケータイが手の中で震えた。
画面には高野君の名前が映されていて、私は何の躊躇いもなく電話に出た、だけど。
『……早坂さん』
返ってきたのは、今までに聞いたことのないくらい暗い声で。
「高野君?どうしたの?」
『……今連絡来たんだけど』
この次に聞こえた言葉に、私は思わずケータイを床に落としてしまった。
それを拾うことも、高野君の言った言葉を理解することも出来なくて。
「ゆにおねーちゃん、どうしたの?」
由羽ちゃんのあどけない問いかけにも、応えることが出来なかった。
なんで、どうして?
だってさっき、電話で話した。
走って行くって、ハンバーグとマイシスターズのためなら頑張れるって。
――ヴーヴー……
ケータイが手の中で震えた。
画面には高野君の名前が映されていて、私は何の躊躇いもなく電話に出た、だけど。
『……早坂さん』
返ってきたのは、今までに聞いたことのないくらい暗い声で。
「高野君?どうしたの?」
『……今連絡来たんだけど』
この次に聞こえた言葉に、私は思わずケータイを床に落としてしまった。
それを拾うことも、高野君の言った言葉を理解することも出来なくて。
「ゆにおねーちゃん、どうしたの?」
由羽ちゃんのあどけない問いかけにも、応えることが出来なかった。
なんで、どうして?
だってさっき、電話で話した。
走って行くって、ハンバーグとマイシスターズのためなら頑張れるって。