16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
本当は、遊園地とかがいいと思ってたけど……こんなことになったら、あんまり動けないし。
その意を汲んでくれたのか、名良橋君はふっと笑みを浮かべて頷いてくれた。
「じゃあ、約束な」
「うん。ちゃんと先生に許可もらってね」
「わかってるっつーの」
病魔に侵され、ボロボロな私と、事故に遭い、ボロボロな名良橋君。
だけど、こんな風に笑い合えるだけで幸せだと思ったの。
そして、そんな時間がずっと続けばいいなんて、馬鹿なことを願ってたんだ。
その意を汲んでくれたのか、名良橋君はふっと笑みを浮かべて頷いてくれた。
「じゃあ、約束な」
「うん。ちゃんと先生に許可もらってね」
「わかってるっつーの」
病魔に侵され、ボロボロな私と、事故に遭い、ボロボロな名良橋君。
だけど、こんな風に笑い合えるだけで幸せだと思ったの。
そして、そんな時間がずっと続けばいいなんて、馬鹿なことを願ってたんだ。