16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
「……馬鹿」
名良橋君はそう呟いて、抱き締める腕に力を込めた。
「んなの、当たり前だろ。頼まれなくてもいてやるっつーの……」
「……ありがと」
「俺からの我が儘も、聞いてくれるか?」
名良橋君は私から体を離し、私を見据えた。
こうして見つめられると、逃れられなくなる。
だけどそれは、嫌じゃない。
うん、と呟くと、目に大粒の涙を溜めた名良橋君はくしゃりと笑って。
「……ずっと、傍にいてくれるか?」
なんて言ったから、泣きながらだけど、笑っちゃった。
小さく頷くと、名良橋君は私を再び抱き締めた。
ずっと傍にいるよ。
私が、いなくなっても。
姿形は見えなくても。
ずっとずっと、名良橋君の傍にいるから。
名良橋君はそう呟いて、抱き締める腕に力を込めた。
「んなの、当たり前だろ。頼まれなくてもいてやるっつーの……」
「……ありがと」
「俺からの我が儘も、聞いてくれるか?」
名良橋君は私から体を離し、私を見据えた。
こうして見つめられると、逃れられなくなる。
だけどそれは、嫌じゃない。
うん、と呟くと、目に大粒の涙を溜めた名良橋君はくしゃりと笑って。
「……ずっと、傍にいてくれるか?」
なんて言ったから、泣きながらだけど、笑っちゃった。
小さく頷くと、名良橋君は私を再び抱き締めた。
ずっと傍にいるよ。
私が、いなくなっても。
姿形は見えなくても。
ずっとずっと、名良橋君の傍にいるから。