16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~
あれから、名良橋君は私の前でかなり笑顔を見せるようになった。
そして、笑顔を返せるようになった。
関わり、名良橋君の心に触れてしまった私には、もう避けることが出来なくなってしまったから。
「早坂さーん、おいでー!」
高野君が手招きをしてくれたので、お昼が入ったコンビニ袋を持ってその輪へと近付いていく。
その場にいたクラスメートは、みんなにこやかに私を受け入れてくれた。
「ここ座りなよ!」
「そこ俺の席だぞ、おい」
「名良橋の言葉聞かなくていいからねー」
高校に入って初めての空気に、私は戸惑いつつも名良橋君のお陰で溶け込むことが出来た。
「ねぇねぇ、早坂さんって彼氏いんの!?」
「ちょっと伊東、がっつかないでよ。早坂さん困ってんじゃん、ね?」
そして、笑顔を返せるようになった。
関わり、名良橋君の心に触れてしまった私には、もう避けることが出来なくなってしまったから。
「早坂さーん、おいでー!」
高野君が手招きをしてくれたので、お昼が入ったコンビニ袋を持ってその輪へと近付いていく。
その場にいたクラスメートは、みんなにこやかに私を受け入れてくれた。
「ここ座りなよ!」
「そこ俺の席だぞ、おい」
「名良橋の言葉聞かなくていいからねー」
高校に入って初めての空気に、私は戸惑いつつも名良橋君のお陰で溶け込むことが出来た。
「ねぇねぇ、早坂さんって彼氏いんの!?」
「ちょっと伊東、がっつかないでよ。早坂さん困ってんじゃん、ね?」