キカセテ私にキミの声
立ち上がろうとして、
腕の中のそれに気付く。



猫はぐったりとしながらも、
私と共にいた。





慌ててどうにかしようにも、
この状況下ではどうすることも出来ない。



途方に暮れていると猫の耳が、

ピクン

と動いた。
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