キカセテ私にキミの声
全部あげる」



コエが聞こえて来たのも何かの縁だと想いたい。





私は、
諦めながらも、
誰かとの『縁』に憧れていたのだ。



『ちょうだいチョウダイ』





足元が光り、
昔に絵本で見た魔方陣のようなものが浮かび上がる。



この期に至っても恐怖など皆無だった。





在るのは感じたことの無い歓喜のみ。
< 18 / 37 >

この作品をシェア

pagetop