キカセテ私にキミの声
『ご馳走さま、でした』


最後にチュッと一吸いされた後、
ウィステリアは私の上から離れた。



『コハル、美味しかった』



身体を起こし、
隣に座り込んだウィステリアに思わず寄りかかる。




「………腰砕けた」






これは……力が入らない………。
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