キカセテ私にキミの声
誘拐未遂や変質者に遭遇することなんて、
日常のヒトコマに過ぎない位に、

幼い私は可愛らしかっのだ。

毎日毎日、
何回も繰り返されれば流石に自覚する。



麻痺を覚える程度に、
それは心を蝕んだ。


そうした日々を送る内に、
奇妙なことが起こり始めた。





それは私の擦りきった精神に、

更に拍車を懸けた。
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