アウト オブ ザ ブルー
電話を切った後、コージさんも深雪ちゃんも、ちゃんと自分の心のおき方を考えているんだなと思った。
それに比べて私は…と、しばらく横になって考えてみたが、頭も心も沈むばかりだった。
これは気分転換が必要だと考え、私は一番近いコンビニエンス・ストアまで出かけてみることにした。
到着した店舗はお昼が近いせいか、意外と混んでいた。
大人に混じってなぜか高校生の姿がちらほら見られた。
こんな時間にコンビニなんて、学校をさぼってるのかなと思いつつ、雑誌売り場で立ち読みしていると、
不意に誰かに右肩を叩かれた。