アウト オブ ザ ブルー
目が覚めた後。
点滴をつけたままベッドの上で横になっていた私のところに、
助産師が透明なベッドに入ったみーくんを連れて来てくれた。
水色の産着を着た彼は、誕生直後に比べて少し顔つきが変わったような気がした。
さっきよりも人間らしく、愛らしさが倍増している。
助産師は安らかに眠っているみーくんを抱き上げて、私の横に寝かせてくれた。
みーくんのあったかさが伝わってくるようだった。
「おっぱいをあげてみる?」と聞かれたので「はい」と答えると、
彼女は横になったまま赤ちゃんに授乳する方法を教えてくれた。
すると息子は小さな口で胸に吸い付いてくれたので、私はまた感動してしまった。
数時間後、今度はベッドの上に起き上がって授乳してみたけれど、これはあまりうまくいかなかった。
へこむ私に助産師が「まあ、そのうち慣れるわよ」と言って励ましてくれたが、
まさに『プラクティス・メイクス・パーフェクト』で、回を重ねれば重ねるほど、私の飲ませ方も息子の飲み方も日々上達していった。