アウト オブ ザ ブルー

みーくんが保育園に行くようになってから私は教会の仕事と在宅アルバイトを再開し、


児童英会話講師になることを夢見て、市内にある某児童英会話学校の講師養成講座を受け始めていた。


ここでしばらく研修を積んだ後、資格試験を受けて合格すれば晴れて講師への道が開けるということで、私は必死で頑張っていた。



少し費用がかかったが、母が「みっちゃんの夢のためなら」と言って快くお金を出してくれたので、


私はまた出世払いを約束し、母の好意に甘えさせてもらっていた。




子どもを持ってからというもの、以前にも増して母親という存在のありがたみを感じていたのだが、


やはり母は私にとって、貴重な、大事な存在だった。
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