アウト オブ ザ ブルー

それから私は看護師に案内され、空いていた個室へ通された。



そこで渡された服に着替え、ベッドに横になると、


私は携帯電話で友実と一応マサにもメールをうった。



子どもを産む決心をしたこと、病院に入院してしまったこと、そして医師から言われたことなどを報告すると、


間もなくふたりから「明日の朝見舞に行くよ」という返事が来た。




メールの文面には差出人の人柄がかなり出るものだが、


マサのメールからは私を気遣ってくれる彼のやさしさがよく伝わってきた。



できれば会うのは避けたかったけれど、やはり彼は大事な友達だと改めて思った。
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