アウト オブ ザ ブルー

私はキーチの授業をとっていたけれど、


私達は学生と講師というより、学内の国際交流部のメンバーとその顧問として互いの存在を認識していった。




国際交流部というのは、放課後、外国から来た留学生に日本語や日本の文化を教えたり、


同時に彼らから外国語や外国の文化を教えてもらったりするサークルのようなものだ。



休みの日には街へ繰り出して、留学生達のガイドをする。


みんなでご飯を食べたり、カラオケに行ったり、時には古都へ旅に出たりもする。




そんな時間を重ねているうちに、


私はキーチとの距離を徐々に近づけていったのだった。
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