§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
「生憎、咲和は、一生飽きることないっすよっ」
私の後ろにいた直が、私の身体を包んだ
「オレに夢中なんで」
クルリと私の身体の方向を回転させた…
と、思ったら…
唇を塞がれた
「…っん…んんっ…」
離れようとしてもガッチリと直の腕の中に包まれて身動きできない
スタッフさんたちのどよめきとヒューヒューという口笛
そして、渡部さんの呆れたため息
長いキスが終わると私は真っ赤になり、直の胸に顔を埋めた
直は、そんな私を胸に抱きながらピースで歓声に応えてた