§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
アパートへ帰り、着替えに行こうとすると…
「咲~和~」
直の何か意味を含んだ呼びかけ…
リビングのソファーに座ってる直が手招きをする
「どうしたの?」
直の傍に近づけば、膝の上に乗せられた
腰に腕を回されて、耳を甘噛みされた
「んっ…直…」
「アイツに触られたとこ、どこ?」
「アイツ…って…?」
「川端だょっ、なんで、咲和、なにも言わないの?」
「オレを怒らせたかった?」
「そ、そんな…つ…もり…ない…ってばぁ…んっぁ…」
カットソーの裾から手を入れ、ブラのラインをなぞる…
やだ…
私の弱い部分ばっかり攻めてくる…
「今日は、咲和がオレのものだ、ってちゃんとわかるまで
お仕置きだからね」
「そ、んなぁ…直しか…見えな…いってばぁ…」
「だーめっ! 咲和は、わかってないからね」
そう言って、直は
朝が来るまで、私を離してはくれなかった
こんなお仕置きも
たまには…
いいかもね…
ね…
直…
Fin