§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
「おはようございます、先日はお世話になりました…」
一番に口を開いたのは、
先日の取材でお世話になった
おネェ(勝手に私が言ってる)の渡部さん
と、渡部さんを紹介してくださった生徒さんの吉本さん
そして…
なぜか…桜井くん
ともうひとり(は、知らない人)
「おはようございます こちらこそ、お世話になりました」
丁寧に頭を下げ、あいさつした
いったい、今度はなんだろう…
「まぁまぁ、みなさん、立っていてはなんですので
あちらの応接室へご案内しますわ」
かつ乃先生がみなさんを隣の応接室へと案内した
私は、お茶を出そうと給湯室へ足を向けようとしたが
「あ、咲和せんせ、みなさん先ほどお茶は召し上がったからいいわよ
咲和せんせもこちらへ来てちょうだい」
「あ、はい」
かつ乃先生が別注で作らせた白い皮のソファーに
吉本さん、渡部さん、桜井くん、そしてもうひとりが座って
向かいにかつ乃先生と私が座った