§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)

「へ?

オレもこっちの方向っすよ」


「そ、そうなんだ…」


早く、アパートに辿りつきたくて
早足で歩いて
アパートの建物に着いた


「って、桜井くんっ?!」


私の横を通りアパートの共同の階段を
桜井くんが上がっていく…


「え…?な、なんでっ?!」


日付が変わろうとしてる時間に
大きな声で叫んでしまった


「せんせ、声デカいっすよ」


「う、うん…

じゃなくて!!なんで桜井くんが
階段のぼるの?」


って、この状況を受け入れられない私は
質問がヘンになる…





< 39 / 138 >

この作品をシェア

pagetop