Pure Love*〜優しいキミに恋をして〜
「傘もってないの?」
「うん。けど、もう家帰るだけだからっ」
「そーだとしても、このままだと風邪引くだろ。とりあえずコレッ」
そう言って早瀬川くんが来ていたパーカーを脱いで私に掛けてくれた
「・・・っ///」
すっごく心配してくれてるのに、こんなこと思ってしまうのは不謹慎だよね
でも・・・偶然会えたことが
心配してくれてることが
スッゴク嬉しいっ・・・
「とりあえず、俺ん家直ぐそこだから来て。傘貸すし」
「・・・ありがとうっ」
言われるがまま、早瀬川くんの傘に入って少し歩くとマンションに到着
・・・さ、さりげなく、相合い傘しちゃった
と、幸せを噛み締めているとエレベーターに乗ってたどり着いた307号室