Pure Love*〜優しいキミに恋をして〜











トモちゃんにズルズルと引きづられてA組へ向かい、私たちの後ろを付いてくるミホちゃん














「いっイヤだぁぁぁ」









「じゃかあしい」









「ひ、ひぇぇぇ」












私の抵抗も、虚しくA組に到着











マラソン大会が終わって大分時間が経っているからか、校内はガランとしていて、A組に残って居るのも早瀬川くん一人だった












「あ、一ノ瀬さん?!来てくれたんだ!みんな先に昇降口行ってるって」













さっき、"行かない"なんて自分勝手に言った私に、笑顔を向けてくれる早瀬川くん














そんな彼に、性懲りも無くまたキュンっと反応する私の心















「・・・早瀬川くんっ」









・・・っ










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