秘密の2人

《数十分前》


「優羽ちゃん、ヤッホー」

「……!…お前どうしたんだ?」

「へっ!?」

「顔色…悪すぎだぞ」


蒼空は、あー…それか…という感じで微笑んだ。


「だいしょーぶ!いつも通りここで休ませてねー」

「あっ!おいっ…」


優羽の返事を待たずに扉は閉められたのだ。


〔いつも通り休む?〕

蒼空の言葉に違和感を感じた。
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