年下の幼なじみ【短編】
「私…悪いことした?」




「絢ちゃんの鈍感さにも程があるわね…」




「優ちゃんが絢のこと好きだって気付かないのはあなたくらいよ。お父さん方だって知ってるわよ。」




「え!?そうなの?」




「夏にスケスケのキャミ一枚で現れた日には、優ちゃん生殺しだったわよね~」






え、意味分かんないけどお母さん。



でもみんな知ってたって…



だって今まで全然そんな素振りなかったよ…?




しかも…


「優ちゃんこの前なんて、私のこと無視したよ!!」




あれ結構ショックだったんだから…




「あれは…おばさんが『恋は駆け引き』って言うからっ//」





「あら~そんなこと言ったかしら?」




「まあいいじゃないの~絢ちゃんは押しに弱かった、って事で!パパにも見せたかったわぁ~」



「あら、隠し撮りしとけばよかったわね!」



「ババァども…」





…優ちゃん、こわいよ?





「ゆ、優ちゃん!そんなカリカリしないでね?お母さんも優ちゃんママも悪気はないから!!」




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