不良からの甘い誘惑を。
む。いやいやいや。
「何もしてない、しかも黒川先輩とは初めて話したからなぁ」
さっぱり分からん。
何なんだ、理解不可能だ。
うーむ、と考えてるとそこで鐘が鳴った。
「この話はまた後でか明日ね」
にんまりとした笑みを凛は浮かべて席に戻った。
まずは授業に集中出来る様に頭を切り替えなくちゃ。
授業は英語、あたしの一番嫌いな教科だ。
英語を頑張ろうと思いつつも、少しだけ先輩の事を考えて、あたしは授業を受けるのだった。
-真央Side,End-