視える君 視えない君
私って・・・・・・

誰なのぉぉおぉ



んー・・・。
ここは、どこ?

あ。自分の家かぁー。
そーかそーか。

って。自分、誰だ?!
私は誰っ?

あ、お母さん。
お父さんも。

えっと、お母さんが望海で、お父さんが柚木だったはず。
ん?両親のことは覚えてるぞ!
よっしゃ!

いやいや、喜んじゃダメだ。

「おーい。お母さーん」

・・・・・・無視ですかい。
もしかして、聞こえてない?

よし。こーなったら・・・。
「おーい。おぉぉおぉーーい。お・か・あ・さぁ~んっ!」
お母さんの目の前で両手をブンブンと振ってみた。
けど、効果ナシ。
なんか、虚しいんだけどー。
てか、見えてないし。

見えてもない、聞こえてもない。
私、どーしたんだ。
でもまぁ、両親の様子からして、私は死んでないよね。

てことで、まずは自分探しだねっ!
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