Essencial。



また怒られると思って、
お風呂をさっさと済ませて上がった私。


でも…



私着替えとかないじゃん。


ここはバスローブか?
バスローブ着るべきか?


「おい、上がったんなら俺入るぞ?」



陽稀の声がドアの向こうから聞こえてきた。



まずい、このままドアあけられたら
裸を見られてしまう。




「ごめん、入っていいよー」



結局バスローブ姿…なう。


ドアを開けると目の前には



「うわっ!!!!!」


上半身裸の、ホストもどき。


「な、ななななんで裸なの!?」


こう見えても私、男の裸をあまり見たことがないのです。


「…なに真っ赤んなってんだよ。裸、見慣れてんじゃねーの?」



口角を少し上げて、
身長のせいもあるだろうけど物凄く上から目線…




ていうか、まるで私が処女だということを、
見透かしているような言い方。



「びっくり、しただけだし。真っ赤なのは、暑いからだし。は、早く入れば!?」



我ながら素直じゃないな…私。



「はいはい。てかお前がそこのかねーと、通れねんだけど?」


もう、こいつ嫌だ。
なんか調子狂う。



自分で望んだことだけど


とっとと犯して帰して下さい…





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