アンダンテ
雪乃の部屋


『さぁどうぞお茶でも飲みながら勉強しましょう。』

『ここ教えて』

『ここはテキストのここ文章を代用するの』

『なるほど。じゃあこういうこと?。』

『そういうこと。貴大は飲み込みが早いのね。』
『雪乃の教えかたがいいからだよ。』

『ありがとう。』

『なぁなぁこれは?』

『瑞稀これ学校の宿題じゃない』

『だめかぁ?』

『だめじゃないけどすこしは自分の力でやってよね。』

『わかったよ。』

『雪乃…』

『春香どうしたの?』

『あのさみんな本当に勉強するんだね。』

『もしかして話したくても話せないの?』

『うん。』

『わかった、じゃあ話せる環境を作ってあげるよ。』
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