アンダンテ
恋の軸
『手、水で冷やさないと』
『う、うん』
ジャー
『ヒリヒリする。』
『雪乃ってしっかりしていてそうで案外おっちょこちょいなんだな』
『ひどい。』
『ごめん。』
『もう。』
『なぁ。俺、雪乃のこと好きになっちゃった。好きな人とか居ないんだったら俺と付き合ってほしい。』
『え…あ、あの』
『返事急がないから、これ持って行くの?』
『う、うん』
『じゃ、持っていくね。』
『ありがとう』
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