くすんだ空を見上げれば
「あ…」
駅に着くと神谷は既に来ていた。
「お待たせ…」
駆け寄ると神谷はニコッと笑い「ってかメール返事返そうよ」と、困惑気味に笑った。
「私…」
言葉が出なかった。
メールが出来ないなんて恥ずかしい。
でも…そんな事も言ってられない…。
「私ね、メールのやり方知らなくて」
「そっか。次からは電話にするよ」
神谷は優しく笑った。
何でか紅葉を思い出させた。
恥ずかしいと思った私もおかしいけど
神谷の言葉もおかしい…。
普通はバカにして笑うんじゃないの…?
「聞いてる?」
神谷の声で我にかえる。
「どっか行きたい所ある?」
どっかって言われても遊ぶ場所や、する事なんて私が知ってる訳もなくて。
「神谷に任せるよ…」
それしか言えなかった。
神谷は私が何を言ってもバカにしたり笑う事はない。
真剣に聞いてくれる。
それがどことなく紅葉を思わせて不思議だ。
「う~ん。
今日は俺が勝手に決めたコースで行くから、次はかえちゃんだからね!」
「次…?」
「次遊ぶ時だよ!」
今日だけじゃないんだね…。
友達…か。
駅に着くと神谷は既に来ていた。
「お待たせ…」
駆け寄ると神谷はニコッと笑い「ってかメール返事返そうよ」と、困惑気味に笑った。
「私…」
言葉が出なかった。
メールが出来ないなんて恥ずかしい。
でも…そんな事も言ってられない…。
「私ね、メールのやり方知らなくて」
「そっか。次からは電話にするよ」
神谷は優しく笑った。
何でか紅葉を思い出させた。
恥ずかしいと思った私もおかしいけど
神谷の言葉もおかしい…。
普通はバカにして笑うんじゃないの…?
「聞いてる?」
神谷の声で我にかえる。
「どっか行きたい所ある?」
どっかって言われても遊ぶ場所や、する事なんて私が知ってる訳もなくて。
「神谷に任せるよ…」
それしか言えなかった。
神谷は私が何を言ってもバカにしたり笑う事はない。
真剣に聞いてくれる。
それがどことなく紅葉を思わせて不思議だ。
「う~ん。
今日は俺が勝手に決めたコースで行くから、次はかえちゃんだからね!」
「次…?」
「次遊ぶ時だよ!」
今日だけじゃないんだね…。
友達…か。