帰っておいで


むくんだ足をオットマンに乗せ、缶ビールのプルトップを引いた。
プシューッといい音をさせ、グビグビと喉を鳴らし一気に煽る。

「ぷはぁーーっ、おいしっ」

こぼれた呟きを、天井に向けて吐き出した。
まるで、その辺のオヤジと変わらない。

そのままグッタリとし、目をつぶる。



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