2ndアルバム〜あの日の鼻歌〜
遠くで、太鼓や笛、それから、にぎやかな人の声が聞こえてくる。
足並みも軽やかに、私達は神社に向かった。
「あ、ねぇ蒼岸君。
楠木サンって、知らない?」
「え?カヤ?
…まぁ、知ってるけど」
「どんな子か知ってる?
香奈子に、私がその子に似てるって言われたんだけど…」
「えぇ?
んー……似てないよ」
「そうなの?」
「うん。
あいつの方がよっぽど阿呆だ」
「…ふぅん?」
「あ、」
「え?」
「京介と九ノ月がいねぇ」
「あ…」
おかしくて、人込みの中私達は二人で笑った。
<蝙蝠-END->
足並みも軽やかに、私達は神社に向かった。
「あ、ねぇ蒼岸君。
楠木サンって、知らない?」
「え?カヤ?
…まぁ、知ってるけど」
「どんな子か知ってる?
香奈子に、私がその子に似てるって言われたんだけど…」
「えぇ?
んー……似てないよ」
「そうなの?」
「うん。
あいつの方がよっぽど阿呆だ」
「…ふぅん?」
「あ、」
「え?」
「京介と九ノ月がいねぇ」
「あ…」
おかしくて、人込みの中私達は二人で笑った。
<蝙蝠-END->