なにぬねのんびり屋
「お姉さん、眉間に尋常じゃないくらいハッキリとしたシワがー」
「うるさいこのイケメンホイホイ!何あの子たち!めっちゃカッコいいのにめっちゃいい子!」
「高校生相手にそんな目で見ないでよ。その勢いが怖いわ」
ハンターの目だよそれ。
あたしの生徒狩らないでくださいよ。
「ね?ちゃんと先生してたでしょ?」
「まぁ、そういうことにしていてやるわ。で、ハンバーグのダブルチリソースでいいの?」
「うん、それで!」
………その後、テーブルに運ばれてきたダブルチリソースのハンバーグがあまりに辛く、ひぐち君に図られたことに気づく。
その辛さ、レベルMAXだったとか。
「あんた、やっぱり生徒からもそんな感じなのね」
「月曜日にお説教ねこれは」
ひぐち君許すまじ!!
「で、これからうちに髪切り来るんでしょ?」
「ボスの家楽しみだーい!あ、その分ここはあたしが払うからね!ボスは一銭たりとも払わないでね!」
「はいはい。どうせ言っても聞かないんでしょ?てか、ボスっていうのいい加減やめてよね」
「ほーら早くボスの家行こうよ!可愛くしてよねー」
「あ、流したな。まぁ別にいいけどさ。でも人前では呼ばないでよね!」
「はいはい!よし、レッツゴー」
髪短くしちゃうぞー!