なにぬねのんびり屋

西野くんへ


こんにちは。去りゆく君に私からの送辞を伝えるべく筆を取りました。

私から君に言いたいことは、ただ一つです。


自信をもって堂々としていてください。



君は君です。
それは誰にも変えられないことで、自分を変えたいのなら自分で頑張るしかない。

人との比較や、人の評価で自分を落とし込まないで、自分らしくいていいと思います。


ただし、自分らしくいるからという理由で、ルールを破っていいことにはなりません。

それは個性の押し付けで、傲慢です。


ルールの中で、いかに自分らしくいれるか、それは君の意識と力が試されます。

そのルールが、自分のやりたいことを学ぶ上で必要なことならば、なおさら破ってはいけないよ。


自分らしく強く生きるということは、思っているより難しいことかもしれません。

でも、君ならできると信じています。


挫けそうになったら、私がいくらでも励まします。いつでも会いに来てください。

西野くんが作る料理を食べるときを楽しみに待っています。


卒業おめでとう!



中島希美より




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