なにぬねのんびり屋

ひぐち君へ


こんにちは。去りゆく君に私からの送辞を伝えるべく筆を取りました。

私から君に言いたいことは、ただ一つです。


その優しい心を存分に発揮してください。



ひぐち君は、いつだって気配り目配りをして、自分が正しいと思ったことを疑わずに実行できる優しい心を持っていると思っています。

それは、単純に見えていざやろうと思うと難しいことです。



人は、見た目や言動でひぐち君を誤解するかもしれません。

でも、それすらはねのける力をひぐち君はもっています。


一つアドバイスをするならば、もう少し礼儀正しくしてごらん。

相手の目を見て、礼儀正しくしていれば変な誤解もなくなると思います。


君の心の成長は、周りの人にもきっと伝わっています。

今はまだ恥ずかしかったりためらったりすることもあると思うけど、人のために動くことができるのはとてもいいことです。


これからもその優しい心で、たくさんの人を助けてあげてください。

ついでに、不器用な君の周りの友だちも助けてあげてください。


また何か困ったことがあれば、背中で語るのもいいけど、先生に語りに来てください。

君の活躍を願っています。




卒業おめでとう!


中島希美より




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