なにぬねのんびり屋
前に描いたあの猫には見えない猫の絵。
誰かのワークの端っこに描いてたんだけど、持ち主が知り合いだったらしくツイッターでまたあの絵を見る羽目になったんだ。
『ワークの隅に画伯がいた』って画像開いたら、まさかのあの絵で思わず吹いた。
一緒にいた兄貴に不思議がられるくらいに盛大に吹いた。
「え、本当に?あの可愛いニャンコ載せてくれてたの?えーそんな気に入ってくれたのかーうれしいなー。」
いや、違うだろ。
明らかに違うだろ。
「今度また描いてあげようっと!」
「いや違うだろ。」
「え?なにが?」
あ、口に出てた。
「なにが違うって?」
「あーほら、うん。また描いてあげればイイと思う。」
「だよな!うん、今度はウサギさんでも描いてあげようかな!」
「……たぶんまた載せられるだろうから期待しておくわ。」
絶対にあいつは面白がって載せてるんだろうけど、まぁ本人がそう思ってないし、うまいこと話も逸れたし、そんな感じでいいか。
END