なにぬねのんびり屋
「わかる!わかるよ会長くん!食べれないことはないんだよね?ちゃんと食べたいって気持ちもある!ただ極力食べたくないんだよ!」
わかっておくれよこの気持ち!
「食べたいんだか食べたくないんだか、どっちなのさ?」
「…好き嫌いとか言える年齢じゃないから食べなきゃとは思うけど、これまでの習慣なのか見ると体が受け入れ拒否する。」
「会長くんで好き嫌い言っちゃいけない年齢なら、今もまだトマト食べれないって騒いでるあたしって……」
しかも教師という職に就いておきながら、生徒に嫌いな食べ物を食べてもらおうとするあたしって……
どうなのよという疑問は、胸の内にしまっておきましょう。
「と、とにかく!このトマトを誰か食べてください。お願いします。」