捨て子の復讐
ばれる
ー南公園ー
「一体、なんの話?金?」
「お前こそなんだよ、話って?」
「はあ?あんたが、この手紙くれたんでしょう。」
「俺だって、その手紙もらったぞ。内容が一緒じゃねーか。しかも、そんなん書いてない
し。」
パニック状態の二人。
そんな中、しきりにシャッターを押すものがいた。
春介である。
「意味わかんないし。あたし、帰る!!」
春介は撮った写真を現像にまわし、急いで、北乃のポストに入れる。
そして、つぶやいた。
「the・showtime」
ー北乃家ー
「ただいまー。あれ、あなた、なによ、電気もつけないで。」
「里佳子、話がある。」
「え?」
「これは一体どういうことだ!!」
夫が、里佳子の過去の写真をぶちまく。さらに、
「今まで、また、会っていたのか?!」
と、さっき春介がとったばかりの南公園での写真をぶちまく。
「ち、違うわ、あなた!これは・・・」
「うるさああい」