遠距離恋愛
小さく呟く。
「…高校の時から、…付き合い始めた時から、翔はそうだったよね」
「ん?」
そして、そんな翔が、私は大好きなんだ。
「…早く迎えに来てくれないと、他の人に揺れちゃうかもよ!」
「うわー、プレッシャー!俺頑張んないと」
―「でもその前に、まずは今夜、頑張んないとな」
不意に耳元で囁かれた言葉に、
顔を真っ赤にしたのは言うまでもない。
「…ばか!!」
「ははっ!離れられる前に繋ぎ止めておかないとな!」
「もうっ」