遠距離恋愛



「泊まるの?」

「いや?俺は3泊ともここのつもりだけど。

茉柚が泊まりたいなら合わせるよ」

「ううん。帰る」


少し甘えたくなる。

この気持ちは、寝起きのせいにしておこう。


「ん。ほら、飯食わないと冷めるぞ」


優しい笑顔を声色。

額に唇を落とされ、立ち上がる翔につられるようにのそのそと起き上がった。



―・・・



「ただいまー」

「お邪魔します…」



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