いつかまた、君の隣で
初めての恋
見つめるだけの恋
昼休み、この間高校2年生になった私は
今日も教室の窓から
校庭で友達とじゃれあっている君を見る。
背が高くて、少し茶色い髪、日焼けした小麦色の肌。
楽しそうに笑っている。
八重歯が可愛い…
なんて思ったり。
「また篠原くん見てるの?」
背後に掛けられた声に振り向くと
昔からの親友、永倉梨沙があきれたように
笑っていた。