愛言葉
「えっと、じ、実は……わたし彼氏が出来たんです。」
少し頬を赤らめながらそう言った、美嬉。
もう、その顔は恋する乙女って感じで、俺まで顔が緩んだ。
「そうか、そうか、そりゃラブラブしたいもんなぁ。
お兄ちゃんちょっと寂しいけど、頑張れよ!」
そう言って美嬉の頭をくしゃくしゃとなでた。
「え、お、お兄ちゃん!?」
「じゃ、俺が配っとくからな。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
美嬉を微妙に強引気味に帰した。