愛言葉


「えっと、じ、実は……わたし彼氏が出来たんです。」

少し頬を赤らめながらそう言った、美嬉。


もう、その顔は恋する乙女って感じで、俺まで顔が緩んだ。


「そうか、そうか、そりゃラブラブしたいもんなぁ。
お兄ちゃんちょっと寂しいけど、頑張れよ!」



そう言って美嬉の頭をくしゃくしゃとなでた。



「え、お、お兄ちゃん!?」



「じゃ、俺が配っとくからな。」



「あ、はい。ありがとうございます。」


美嬉を微妙に強引気味に帰した。



< 18 / 55 >

この作品をシェア

pagetop