愛言葉
second secret
私は立ち上がり、向かいのベンチに足を進める。
「え、あんりどこいくの?」
ガシッ。
と翠に腕を捕まれて我にかえる。
「あっ、ゴメン。」
「もうあんり。しっかりしてよ!」
「うん。本当ゴメン。」
「さっきからボーとしすぎ。大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫!」
「ホントに?」
「ホントーに!」
「んーー、ならいいけど。」
「ヤバ、もう時間ない。」
わー、ホントだ。
早く食べないと午後の授業がはじまるぅ。