先生、大好きだよ‼
「顔、赤い。大丈夫?」

「大丈夫です‼早く行かなきゃね‼」

そう言ってあたしは靴を履き替え、教室まで急いで向かった。

…が、

「一人で行くの気まずいんじゃないの?」

ひぇぇぇぇぇ‼

「俺が先生に適当に伝えとくから」

「…ありがとう…ございます」

先生が前を歩く。

あたしは先生の背中を追うようについて行った。

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先生、このこと覚えててくれてるかな?

てか、覚えてた方がすごいよね。

あたしが先生なら忘れてるかも。

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