ずっと、大好きだから。
____…。
なんか、おでこが痛い。
「にーな、起きて!」
「うえっ!?」
さっきよりも痛い。
いきなり、おでこにでこぴんがぁ!?
でこぴんされたところが痛いけど、
睡魔があたしを襲う。
やっぱ眠い。
「にーなってば、バスに乗って座った途端、寝始めたんだよ!?どんだけ寝るの早いの!?」
「ええっ!?」
…あたし、寝てたの?眠たいけどさ。
「にーなはどんだけ寝たら気がすむんだ…。授業中も寝てたらしいね?りぃなが言ってたけど。」
りぃな酷い…
蓮に言うなんて!
蓮に言ったらどんだけからかわれるのか…。
あたし、すぐどこでも寝ちゃうんだよね…。
寝る子は育つはずなのに…
身長なんて全然伸びないし。
なんで!?
「もう着いたよ。行こう。」
「あ。ほんとだ。」
もう、目的地まで着いていた。
眠たくて重い体を無理矢理起こし、バスを後にした。