ずっと、大好きだから。
「…」
無言で睨みつけられる。
なんなのよ。謝ったのに…。
「にーな…行…」
蓮の声が聞こえたとき。
「おーい!蓮!」
「あ、先輩!」
確か…あの人、中学校のときの蓮の先輩だった、かな?
「お前、久しぶりだなー。男らしくなったな…。あっちに、安田達が居るんだ。行こうぜ。」
「あ、…はい……。じゃあ…僕、先輩と行くね!」
「あ、うん。」
そう言うと、先に行ってしまった。
…先輩に振り回されている気がするけど。
ていうか。
…この昨日の女子と、気まずすぎる。
「…ねぇ。」
突然、声をかけられる。