ずっと、大好きだから。
教室に着いて、教室の中を見てもりぃなはまだ来ていないようだった。
「ねぇ、にーな!」
「ん?」
「あのさ…蓮くんって…どんな人なの…?」
…ああ、もしかして、蓮とあたしが仲良さそうだったから、あたしに近付いたのかな?
でも、案外萌華とは気が合うんだけど。
この目はきっと、恋する乙女の瞳だ。
ハートマークなんて出てるし。
きっと…
蓮にでも恋をしたのだろう。
いいねぇ、乙女ってのは。
…あたし、おばあちゃんみたいだな。
でも、あたし乙女なんかじゃないし。
「蓮?優しい人だよ。」
「へー。にーなと蓮くんって…付き合ってたり、するの?」
「え?」
いきなり…!?